almost の使い方

almost を「ほとんど」という意味で覚えていましたが、
しっくりこない文に出会ったので、考えてみます。

準一級でる単より

The plot to kill the prime minister almost succeeded.

青字の部分ですが、日本語の感覚で考えると、
「ほとんど成功した」要は成功したと考えがちですが、
この英文は、ほとんど成功だったが、結局のところ成功しなかった
という意味になります。

almost を辞書で調べると、

  • 副詞である
  • もう少しで、九分通り

という意味になっており、
ある状態にもう少しでなるが、今はその状態になっていない
という感じです。
「almostはマイナスのニュアンスである」と
考えればよさそうです。

「ほとんど」という日本語はプラスの意味、
つまりその状態にほぼなっている、とも捉えることも
できます。

その場合は、
almost all
のように all をつける事になります。

例えば「ジュースをほとんど飲んだ!」は、

I drank almost all the juice!

とすればOKです。

※参考直訳
首相を暗殺する策略は、成功しそうだった。

last long 「長持ちする」の last について

last long は長持ちするという意味。

last にはいろいろな意味があり、混乱してしまったが、
この記事は、長持ちするという意味の last long の last について。 

準一級の練習テキストで以下のような文に出会ったので考えてみた。

The cars used by subscribers will likely be designed to use easily replaceable

or upgradable parts to last much longer than today’s cars.

ここで使われている last は、自動詞となる。
辞書で調べると、自動詞では次のような意味となっている。

  1. 続く、継続する [ for/until, through, into ]
  2. 持ちこたえる、衰えない
  3. 長持ちする、足りる、間に合う

そしてlong は副詞。

※参考直訳

サブスクリプションで使われる車は、現代の車よりもより長持ちさせるために
簡単に取り換えられ、またはアップグレードできる部品を
使うデザインになる可能性が高いだろう。

自意識が肥大化するとロクなことにならない

人は環境に合わせて行動を変えていくのが
経済合理的である。

というのは改めて考えると当たり前だが、普段の生活に
頭を使わずに埋没してしまうと、どんどん自意識が肥大化してしまい
行動が全くとれていない、となりがちだ。

誰も自分のことなど見てないし気にしていない、けど狭い組織の中にいると
どうしても自意識が肥大化するバイアスがかかるのではないかと思う。

そのためにはどうするか。

普段の生活の中で、

自意識がパンパンにならないように意識する

を行っていこう。

以下の動画で気づきを得ました

「自意識デブ」は成長できない!


ブレグジット イギリス領とEUの国境 北アイルランド問題とは

川口マーン恵美氏が現代ビジネスで、
Brexitに関するコラムを書かれていて
勉強になったので、そのことを書いてみる。

英国が「Brexit」したら…やっぱりEUは瓦解するのか

ヘッドラインを追いかけてもよくわからないのが、
Brexitの最近の動向だったり、進捗状況。

今回はイギリス領土である北アイルランドとアイルランドの国境問題とは何かについて
以下にまとめてみる。

  • イギリス領土とEUとの唯一の国境が北アイルランド、アイルランドである
  • 現在は国境はないに等しい
  • 現在の合意はEUの強い要望により、2020年終わりまで北アイルランドはEUの経済圏とする
  • その後もよい解決法が見つからなければ、延長される
  • 英国内のBrexit強硬派にとっては、自領土をEUに委ねるのは、主権にひびが入る
  • だが、結論として解決方法がない

EUは、Brexitで損失を受けるのはイギリスばかりのように言っているが、
実はEUの損害も大きいという。
イギリスの経済力の大きさを考えればその通りだ。
Brexitがどこに落ち着くのかまだまったくみえない。

感情に振り回されないために感情をコントロールしようとしない?

頭から追い出したい考えや記憶がなかなか止まらない。
ネガティブな感情をやめたいのにやめられない。

そういったことは多くの人が経験すること。

この不快な行動に対しダニエル・ヴェグナーハーバード大教授が
皮肉な処方箋を提示している。

それは、

  • あきらめること
  • 好ましくない考えや感情をコントロールするのをやめること

である。
そうすればそういった考えや感情に
振り回されなくなる。

もう少し具体的な方法は以下の通り。

  • 好ましくない考えや感情を感じていることに気づく
  • それをまぎらわせたり否定したりせず、素直に受け入れる
  • それに対しどう行動するかは自分で選択することができる
  • 大事な目標を思い起こし、それにフォーカスする

メンタルの疲労感は筋肉疲労と同じか

脳が感じる疲労感は、実際に起きているものではなく感覚や感情に近い。
本当の限界はもっと先にある

という話は誰もが書いたことがあると思うが、
同じことが意志力にもあてはまると考える科学者もいる。

アスリートたちは、最初に疲労が襲ってきても
実際には疲れていないことを知っているので、
乗り越えることができる。

同じように、集中して疲れたと感じても、
実際にはまだ余力があるので、
それをはねのければよりゴールにたどり着く可能性が
高くなるということである。

今日から、疲労感を気にせず、少しねばってみよう。

誘惑に負けないためのエクササイズとは?

誘惑に負けないために役立つだろう一つの簡単なやり方を書いてみる。

それは、呼吸を遅くする、というもの。

なぜ誘惑に負けない状態に近づくか。

  • 気分が落ち着く
  • 感情をコントロールできるようになる
  • 誘惑や問題に対処する余裕が生まれる

という流れだ。

具体的な方法は次の通り。

  • ゆっくりと完全に息を吐く
  • 息を吐くことに意識を集中する
  • たっぷりと息を吸う
  • 呼吸のペースは1分間当たり4回まで減らすのが理想
  • 1分間に12回以下になれば、心拍変動は確実に上昇する

これを練習すれば、ストレスに強くなり意志の力も上昇させることができる。

努力を続ける方法はあるのか?

ためになる考察を拝読した。

人は、少しよいことをすると、今度は自分の好きなように行動してもよいだろうと思ってしまう。 

例を挙げてみよう。

  • サラダをセットで食べるとジャンクフードの摂取量が増える
  • エクササイズをするとスイーツを食べてもよいと思ってしまう
  • 勉強を少ししたらゲームをしてもよいと思い長時間やってしまう
  • 仕事で結果を出すと、会社のカネで少しくらい飲み食いしてもいいだろうと思う などなど

これはきっと誰にでも思い当たる節があることだろうし、胸が痛くなってしまう。我々は自ずと努力を止めてもよい理由を探してしまうそうだ。しかしそういった行動が日常的に誘惑に負けて自分にとって最も大切な目標を達成できない要因だとしたら、我々はどのように対処したらよいのか。

効果的な方法は以下のようなものだそうだ。

  1. よい事をした時、「なぜよい事ができたのか」と尋ね、そうすることでいわゆる誘惑というごほうびが下らなく思えてくる
  2. 目標に自分を重ね合わせ、よい事をしても誘惑に目が眩まないようにする

2つ目は当たり前のようで何の示唆もないが、結局目標を立てることの重要さということだろう。

ドーパミンて何?ドーパミンはコントロールできるのか?

あれ欲しい、あれ買いたいと思うときドーパミンが放出される。
ドーパミンとは報酬が手に入ると認識したとき放出される神経伝達物質である。

調べるとドーパミンはいろいろ面倒なヤツだということがわかる。
少し紐解いてみよう。

  • ドーパミンの放出それ自体で幸福感を感じることはない
  • 興奮がもたらされるだけである
  • ドーパミンの衝動に任せて行動するとろくな結果にならない

3つ目ののドーパミンの衝動に委ねてしまうとは、例えば甘いもの食べたいと思ったときにチョコレートケーキを食べるだったり、毎日メロンソーダーを飲み続けるといった行動をとってしまうことだ。
結果は言わずもがな肥満まっしぐら。そして自己嫌悪に陥り、活動的になることができず、場合によってはうつ状態になってしまうことも。

では、ドーパミンが放出されないほうが良いのか。実際は脳に異常が見られない限りそういうことにはならないそうだが、研究では、ドーパミン放出がゼロになるということは欲望がゼロになってしまうということなので、そうなったらそうなったで今度は無気力状態になってしまうという。
ドーパミンに委ねても最悪の場合うつ状態、そしてドーパミンがなくても最悪うつ状態に。

それでは我々はドーパミンに対する考えだったり、心構えをどうすれば良いのか。

ひとつの考え方は、欲望を仕分けしドーパミンに対して意識的になるというものだ。
欲望の仕分けを自分なりにしてみた。

■悪い欲望

  1. 物欲
  2. カネがほしい
  3. 大金持ちになりたい
  4. 甘いものが食べたい
  5. 酒を飲みたい
  6. 虚栄心に駆られる

■良い欲望

  1. チャレンジして自己効力を得たい
  2. 知的好奇心を満たしたい
  3. 自分の成長に働きかける

ドーパミンが放出されたとき良い欲望にフォーカスしていけばきっと良い生活が送れるはずだ。

後ろから修飾する形容詞?

第5文型の動詞ではないのに、形容詞が名詞の後にある。

こんな英文に出会うと、変だなと思ってもなんとなく英文の意味は分かるので深く考えずスルーしがちだが、ちょっと精読してみよう。

英文は以下の文。

When he finished making the coal tar brew, he was left with a gooey black substance vastly different from the colorless quinine.

ここではdifferentがsubstanceの後に続いているあれっと思った形容詞。

動詞はwas leftで受け身だ。

辞書で調べてみると、leaveはSVO1 with O2という第4文型で使われることがわかる。意味は「SはO1にO2を残す」となる。was leftは、この第4文型の受け身で、with a gooey black substanceがO2となる。

そして問題のdifferentをどう考えるのか。

答えは、

(略)・・・ he was left with a gooey black substance ( that was )vastly different from the colorless quinine.

である。
カッコ内が省略されているということらしい。つまり、関係代名詞とその動詞が省略されていると考える。少しはスッキリできた。。。ということにしよう。

直訳は、
「彼がコールタールを蒸留し終えたとき、無色のクイニンとはまるで違うベトベトした黒い物体が彼には残された。」