自己啓発

頭の中のDJを止める方法 〜瞑想・meditation〜 『人生の扉を開く最強のマジック』

頭の中のDJは絶えず我々に話しかけてきます。

そして、我々はその心のおしゃべりにそのまま無防備に反応しています。

問題は、その声は間違いを犯し続けている、ということです。

正しくないことを喋り続けているのです。

結果、その声をまともに聞けば聞くほど、我々はどんどん疲弊してしまいます。

例えば、時計の音が気になり始める夜になったり、1人の時間になる時だったり、心が静かになったりすると、心のラジオの音量は大きくなってきます。

私たちは、DJの声に素直に耳を傾けてしまうので、ラジオから流れてくる過去の罪や恥を必要以上に深く感じ、未来の出来事に不安や恐怖を覚えてしまうのです。

『人生の扉を開く最強のマジック』ではその声を止めるためのメソッドとして、いわゆる瞑想の仕方がわかりやすく書かれていて、タメになります。

この本では、心のラジオのDJに邪魔されないようにすることを心を手なずけると書いています。

そして、すぐにはできなくても問題ないし、深い効果が現れるまでに、数週間かもっと長くかかることもあると言っています。 

何度も練習することが必要だと。

心の声で集中が妨げられることを防ぐための、驚きの方法を知りたい時は、この本はオススメです。

 

精神的にキツいストレスから逃れる方法とは 『人生の扉を開く最強のマジック』

 脳がストレスを認識したり、生きる事への恐怖を感じたりすると、アドレナリン、コルチゾールが放出されます。

コルチゾールの放出が高じていくと、生き残りに必要でない体の機能はほとんど全て停止してしまいます。

 生き残りに必要でない体の機能はほとんど全て停止するとはどういう事でしょうか。

  • 消化が遅くなる
  • 血管が収縮する
  • 聴力が弱まる
  • 視野が狭くなる
  • 心拍が速まる
  • 口がカラカラになる 
このような状態では、どう見てもまともに生活を送ることは難しそうですが、こう言った急性ストレス反応が長く続くと心と体に様々な負の影響が表れます。

  • ふさぎ込み
  • 不安
  • 胸の痛み
  • 頭痛
  • 不眠
  • 免疫不全
メンタルヘルスがー、と喧しい現代でなくても本当に苦しい症状であることは間違いありません。

では、こういった反応を抑える方法なんて果たしてあるのでしょうか。

『人生の扉を開く最強のマジック』では、そのためのメソッドとして  meditation  推奨されています。


そして、その詳しいやり方も書かれており参考となること間違いないでしょう。

直感的予測を戒めないと損をする理由

直感的予測に頼ることがいかにデメリット
であるかについて書きます。

ノーベル経済学賞者ダニエル・カールマンによれば、目の前の事実に対し
推論したり判断したりするとき、

  • 人はデフォルトで理由付けを始める
  • 統計をうまく扱えないの無視する
  • 相関と回帰を理解している人はかなり少ない
といい、つまり直観的予測は平均回帰を無視しており、したがって
不可避的にバイアスがかかるので、必ず修正が必要である

しています。

修正するには以下などが推奨されます。

  • 何も情報がない場合の客観的事実のみ予測に使う
  • 客観的事実の予測と最終的な予測の間にくるようにする
  • 直感的判断と事実とは完全に相関しない、と考える
修正が働かない直感的予測は自信過剰につながりやすく、過度に
極端に振れます。特に知っていることが少ない中では、つじつまが
合った自分勝手なストーリーをすぐにこしらえてしまい、結果、
大きく間違えてしまうのです。

※参考文献
『ファスト&スロー』

「自分が見たものがすべて」になりがち

将来において何かの確率について推定するような
場面になった場合の話をしてみます。

事前に

  • 客観的事実を表す数字
  • 対象のイメージ
を与えられたとき、2点目による直感による判断を
優先してしまい、人は統計的な事前の数値を無視する
傾向があるといわれます。

直感と推定する対象の描写が結び付くと自分の中に
もっともらしく見える新たなストーリーが出来上がります。

しかし「もっともらしさ」と「起こりやすさ(確率)」は
同じではありません。よく注意していないと、一貫性、もっともらしさ、
起こりやすさ(確率)の概念は簡単に混同してしまうことになります。

結果、判断を大きく間違える、という結果になりかねません。

自分がこしらえたストーリーを信じてしまわないためには
次の事を行うことが基本だとされています。

  • 将来の確率を見積もるときは、当初の統計的数値をアンカーとする
  • 推定対象に関する後から出された評価をつねに疑う

しかし『ファスト&スロー』の作者は、次のようにまとめてもいます。

<この基本をどうやって実行したらいいのか、自分は一度も教わったことがない。
しかもいまだに、よほど努力しないとこの基本を守れない。>

友好的なのか敵対的なのか見抜く能力

アレックス・トドロフによると
初めて人と会ったときに「この人は能力が高い」
という判断をする時、人は2つの重要な評価に
基づくとされています。

それは次の2点です。

  1. その人物がどの程度支配力を持っているのか
  2. その人物は友好的なのか
では、それは具体的にはどういうことなのか。
それは、

  • がっしりした顎と自信あふれる微笑の組合せ
が「できる男」という雰囲気を醸し出すそうです。

しかしながら実際にはそういう顔をしているからといって
できる男である証拠は何もないのです。
丸い顔だからといって温和とは限らないし、
笑顔も作り笑いということもあります。

このエピソードを本当に役立てるには、
無意識にこの人は支配力がありそうだとか
友好的だなどと評価してしまうので、
そう見えるだけだと自分自身を戒める
ことが
大事だ、ということを理解する事でしょう。

※参考文献
『ファスト&スロー』

脳はすぐに思いつくことを優先する

書籍『ファスト&スロー』から表題について
書いてみます。

人間は、頭に思い描きやすいものを
真実であると考えたり、
重要であると判断してしまう
傾向を持っている、と言われています。

この傾向のまま行動してしまうと、
流れに身を任せて行動する、
という事と同じになり、結果に対し
かなり偶然性に委ねてしまう事になります。

偶然性に委ねることを避けるためには、
思い描きやすさよりも思い出したその内容に
注意を払うようにすべきです。
そうすればリスクは排除されていきます。

それはつまり、脳みその労力を意図的に使わなければいけない
という事ですが、以下の場合、流れに身を
任せてしまいがちと言われていますので気を付けましょう。

  • マルチタスクをしている
  • ご機嫌で気分がハイである
  • 気分が落ち込んでいる
  • 対象について生半可な知識を持っている
  • 直感を信じる傾向が強い
  • 権力を持っている

※参考文献
『ファスト&スロー』

『FACTFULNESS』

『FACTFULNESS』を読んで、気づきを得たことを
書いてみます。

  • FACTに近づくと癒される
  • 人は、誰しもネガティブな面に注目しやすい
  • 「母親が読み書きできる」という要因が、子供の生存率の理由の半分を占める
  • FACTは、上から目線の考え方に気づかせてくれる
  • 謙虚であることは、事実を正しく見ることの難しさに気づくこと
訳者の関美和さんのあとがきが痺れます。

<この本の教えが「世界の姿」だけではなく
「自分の姿」を見せてくれるからです。
知識不足で傲慢な自分、
焦って間違った判断をしてしまう自分、
他人をステレオタイプにはめてしまう自分、
誰かを責めたくなってしまう自分、
そんな自分に気づかせてくれ、少しだけ「待てよ、
これは何かの本能では?」とブレーキをかける役に
立ってくれるのが、ファクトフルネスなのでしょう。>

自意識が肥大化するとロクなことにならない

人は環境に合わせて行動を変えていくのが
経済合理的である。

というのは改めて考えると当たり前だが、普段の生活に
頭を使わずに埋没してしまうと、どんどん自意識が肥大化してしまい
行動が全くとれていない、となりがちだ。

誰も自分のことなど見てないし気にしていない、けど狭い組織の中にいると
どうしても自意識が肥大化するバイアスがかかるのではないかと思う。

そのためにはどうするか。

普段の生活の中で、

自意識がパンパンにならないように意識する

を行っていこう。

以下の動画で気づきを得ました

「自意識デブ」は成長できない!


感情に振り回されないために感情をコントロールしようとしない?

頭から追い出したい考えや記憶がなかなか止まらない。
ネガティブな感情をやめたいのにやめられない。

そういったことは多くの人が経験すること。

この不快な行動に対しダニエル・ヴェグナーハーバード大教授が
皮肉な処方箋を提示している。

それは、

  • あきらめること
  • 好ましくない考えや感情をコントロールするのをやめること

である。
そうすればそういった考えや感情に
振り回されなくなる。

もう少し具体的な方法は以下の通り。

  • 好ましくない考えや感情を感じていることに気づく
  • それをまぎらわせたり否定したりせず、素直に受け入れる
  • それに対しどう行動するかは自分で選択することができる
  • 大事な目標を思い起こし、それにフォーカスする

メンタルの疲労感は筋肉疲労と同じか

脳が感じる疲労感は、実際に起きているものではなく感覚や感情に近い。
本当の限界はもっと先にある

という話は誰もが書いたことがあると思うが、
同じことが意志力にもあてはまると考える科学者もいる。

アスリートたちは、最初に疲労が襲ってきても
実際には疲れていないことを知っているので、
乗り越えることができる。

同じように、集中して疲れたと感じても、
実際にはまだ余力があるので、
それをはねのければよりゴールにたどり着く可能性が
高くなるということである。

今日から、疲労感を気にせず、少しねばってみよう。