2019年 1月 の投稿一覧

DUPES ポール・ケンガー 江崎道朗先生に学ぶ

元ヘリテージ財団で現在は大学教授の
ポール・ケンガーが著した『DUPES』。

2010年に発売されたベストセラーの本書には、
第2次世界大戦前、戦中そして戦後において
ソ連・共産主義者に操られ、その利益のために
頑張ってしまっている人たちの事を「DUPES」
としています。

『ジーニアス英和辞典』によるとdupeとは
< ①だまされやすい人、ぼんやり者、間抜け >
となっています。

1950年代に起こったマッカーシズムにおいて
共産主義者と疑われた政治家・学者・芸能人が
次々と追放されました。
しかし、今ではその追放された中には共産主義者
ではなかった人物、つまり「DUPES」が多数
存在しており、一緒くたに摘発してしまったことを
現在のアメリカでは反省されています。

本人は共産党員でもなく、共産主義者でもないが、
共産主義に都合よく言説を吹き込まれてしまっている人、
結果として情報工作に加担してしまっている人
は実は現代にも多く見られる現象ではないでしょうか。

DUPES現象に対して江崎先生はこう言います。

<「お前はDUPESだ」と非難しても始まらない。
欧米では、インテリジェンスにおける情報工作、
影響力工作を学問として勉強していく必要がある
という動きが1980年代から始まった。日本の政治や
ジャーナリズムも大学でそういった学問を
勉強していく必要があるのではないか。>

※参考元

著作権について勉強する

武田邦彦先生のブログより学びを得ましたので、
書いてみます。

なんとなくわかっていたようで、実はわかっていなかった
著作権ついて。
著作権とは、著作権法に基づくもであり、
その定義を一言で言い表すと

著作権を有する物とは、
「思想または感情を創作的に表現したもの」
である
、となります。

ここで問題となるのは、著作権の
誤った認識による乱用です。
例えば以下のようなものに対して

  • 事実報道
  • 歴史記述
  • 科学の世界など
は、事実であるので著作権を主張することはできないのです。
これらは、事実であるということで人類共通の財産ということになります。

ここからさらに現代にはびこる間違った風潮に
掘り下げていきます。
それは、コピペは悪であるという風潮です。
人類共通の財産に対してはどれだけコピペしても
問題ないということになります。
だって事実ですから。

では、あえて著作権を取り上げるとしたら
何が問われるかというと、そのコピペした内容が、
「思想または感情を創作的に表現したもの」
かどうかを考えなくてはならない
のです。

著作権法を踏まえていない、読んですらいないような
議論がはびこっているといえるでしょう。

※参考元

友好的なのか敵対的なのか見抜く能力

アレックス・トドロフによると
初めて人と会ったときに「この人は能力が高い」
という判断をする時、人は2つの重要な評価に
基づくとされています。

それは次の2点です。

  1. その人物がどの程度支配力を持っているのか
  2. その人物は友好的なのか
では、それは具体的にはどういうことなのか。
それは、

  • がっしりした顎と自信あふれる微笑の組合せ
が「できる男」という雰囲気を醸し出すそうです。

しかしながら実際にはそういう顔をしているからといって
できる男である証拠は何もないのです。
丸い顔だからといって温和とは限らないし、
笑顔も作り笑いということもあります。

このエピソードを本当に役立てるには、
無意識にこの人は支配力がありそうだとか
友好的だなどと評価してしまうので、
そう見えるだけだと自分自身を戒める
ことが
大事だ、ということを理解する事でしょう。

※参考文献
『ファスト&スロー』

脳はすぐに思いつくことを優先する

書籍『ファスト&スロー』から表題について
書いてみます。

人間は、頭に思い描きやすいものを
真実であると考えたり、
重要であると判断してしまう
傾向を持っている、と言われています。

この傾向のまま行動してしまうと、
流れに身を任せて行動する、
という事と同じになり、結果に対し
かなり偶然性に委ねてしまう事になります。

偶然性に委ねることを避けるためには、
思い描きやすさよりも思い出したその内容に
注意を払うようにすべきです。
そうすればリスクは排除されていきます。

それはつまり、脳みその労力を意図的に使わなければいけない
という事ですが、以下の場合、流れに身を
任せてしまいがちと言われていますので気を付けましょう。

  • マルチタスクをしている
  • ご機嫌で気分がハイである
  • 気分が落ち込んでいる
  • 対象について生半可な知識を持っている
  • 直感を信じる傾向が強い
  • 権力を持っている

※参考文献
『ファスト&スロー』

アンカリング効果

ビジネスにおいて、交渉事をする際に
知っておいたほうが有利な概念、
「アンカリング効果」について記事にします。(『ファスト&スロー』より)

日常的によく見られ、そして重要なこの現象は、
ある数値を考える前に何らかの特定の数値を示されると、
あなたの考えはその示された数値に引きずられてしまい、
どうしてもその数値から離れることが
できなくなってしまう
、ことをいいます。

交渉時には、アンカリング効果を狙って数値を提示する側と、
数値を示される側に別れることになるとおもいますが、、、

少なくとも提示する側でなくとも、何らかの数字が示されたら、
それがどんなものでも自分の頭にアンカリングしてしまうという事を
肝に銘じ、そのうえで交渉事を進めることが重要と言えるでしょう。

※参考文献

『ファスト&スロー』

自動運転の夢は続く

Reutersでこんなニュースをみました。
米ボーイング、「空飛ぶタクシー」の試験飛行に成功

運転が苦手で好きではない私は
車の自動運転が進んでくれるのを
切に願っていますが、このニュースは、
空の話。

夢のある話だと思いました。
空のタクシーが可能な世界が到来すれば、
移動時間に大きな変化が起きるのは
間違いありませんね。

移動そのものにエネルギーを使う
必要のない時代はもうすぐそこまで
来ていそうです。

smoke free は喫煙OK?

smokeーfree area という英文をどう読むか
について書いてみます。

知識がない私は、「喫煙場所」と読みましたが、
ここでいうfreeは、「なし」という意味の
連結要素となります。

よって直訳すると「喫煙の無い場所」
つまり「禁煙場所」ですね。

「無料」という意味でfreeを使う場合は、

forを頭に付けてfor free という形で使います。

『FACTFULNESS』

『FACTFULNESS』を読んで、気づきを得たことを
書いてみます。

  • FACTに近づくと癒される
  • 人は、誰しもネガティブな面に注目しやすい
  • 「母親が読み書きできる」という要因が、子供の生存率の理由の半分を占める
  • FACTは、上から目線の考え方に気づかせてくれる
  • 謙虚であることは、事実を正しく見ることの難しさに気づくこと
訳者の関美和さんのあとがきが痺れます。

<この本の教えが「世界の姿」だけではなく
「自分の姿」を見せてくれるからです。
知識不足で傲慢な自分、
焦って間違った判断をしてしまう自分、
他人をステレオタイプにはめてしまう自分、
誰かを責めたくなってしまう自分、
そんな自分に気づかせてくれ、少しだけ「待てよ、
これは何かの本能では?」とブレーキをかける役に
立ってくれるのが、ファクトフルネスなのでしょう。>

運動から脂肪燃焼まではどうなっているのか

体を動かしてから蓄えられた脂肪が燃焼されるまで
どのように辿るのか、書いてみます。

ここでは有酸素運動でない運動をした場合を
記述します。

  1. 体を動かす
  2. 細胞にある「アデノシン三リン酸」を使う
  3. 「アデノシン三リン酸」は数秒しかもたない
  4. 次に筋肉にある「グリコーゲン」を分解して燃料にする
  5. グリコーゲンは数分間で消費される
  6. その後、中性脂肪が「遊離脂肪酸」と「グリセロール」に分解される
  7. 「グリセロール」は最終的に血液内で「グリコーゲン」となり消費される
  8. 「遊離脂肪酸」もいくつかの段階を経てエネルギーとなる
上記の6番目から体脂肪が減っていくことになります。

体脂肪を分解する効果は、運動後2から3日位は続くことが
証明されているようです。

糖質はなぜ脂肪にかわるのか

ここ数年で糖質を抑えることの効用が
一般的に知られるようになってきました。

その効用は、ダイエットだけでなく、
血糖値を抑えることによるメリットも。

ここでは、ダイエットに関係するお話で、
糖質を摂取すると、どのように脂肪が蓄積
されていくのか、について書いてみます。

糖質を摂取して体脂肪への道程は次の通りです。

  1. 糖質を摂取する
  2. 血液中に糖質が増える
  3. 血糖値が高くなる
  4. 血糖値を下げるため膵臓から「インスリン」が分泌される
  5. 糖を取り除こうとインスリンが働く
  6. 糖質がエネルギー消費で優先される
  7. エネルギー消費で使われなかった糖質を取り込んで蓄えようとする
  8. 糖質が体脂肪へと変わる

こう見てくると「インスリン」をいかに登場させないか、
になってきそうです。
そのために血糖値を上げないように、つまり糖質をいかに
摂取しないかへとつながってきます。