第5文型の動詞ではないのに、形容詞が名詞の後にある。
こんな英文に出会うと、変だなと思ってもなんとなく英文の意味は分かるので深く考えずスルーしがちだが、ちょっと精読してみよう。
英文は以下の文。
When he finished making the coal tar brew, he was left with a gooey black substance vastly different from the colorless quinine.
ここではdifferentがsubstanceの後に続いているあれっと思った形容詞。
動詞はwas leftで受け身だ。
辞書で調べてみると、leaveはSVO1 with O2という第4文型で使われることがわかる。意味は「SはO1にO2を残す」となる。was leftは、この第4文型の受け身で、with a gooey black substanceがO2となる。
そして問題のdifferentをどう考えるのか。
答えは、
(略)・・・ he was left with a gooey black substance ( that was )vastly different from the colorless quinine.
である。
カッコ内が省略されているということらしい。つまり、関係代名詞とその動詞が省略されていると考える。少しはスッキリできた。。。ということにしよう。
直訳は、
「彼がコールタールを蒸留し終えたとき、無色のクイニンとはまるで違うベトベトした黒い物体が彼には残された。」