直感的予測に頼ることがいかにデメリット
であるかについて書きます。
ノーベル経済学賞者ダニエル・カールマンによれば、目の前の事実に対し
推論したり判断したりするとき、
- 人はデフォルトで理由付けを始める
- 統計をうまく扱えないの無視する
- 相関と回帰を理解している人はかなり少ない
といい、つまり直観的予測は平均回帰を無視しており、したがって
不可避的にバイアスがかかるので、必ず修正が必要であると
しています。
不可避的にバイアスがかかるので、必ず修正が必要であると
しています。
修正するには以下などが推奨されます。
- 何も情報がない場合の客観的事実のみ予測に使う
- 客観的事実の予測と最終的な予測の間にくるようにする
- 直感的判断と事実とは完全に相関しない、と考える
修正が働かない直感的予測は自信過剰につながりやすく、過度に
極端に振れます。特に知っていることが少ない中では、つじつまが
合った自分勝手なストーリーをすぐにこしらえてしまい、結果、
大きく間違えてしまうのです。
極端に振れます。特に知っていることが少ない中では、つじつまが
合った自分勝手なストーリーをすぐにこしらえてしまい、結果、
大きく間違えてしまうのです。
※参考文献
『ファスト&スロー』