ゲーム理論を学ぶとなぜ役に立つか

経済学部では「完全競争」の市場について早々に教科書に
登場し学びます。そして、「不完全競争」の市場については、
市場の失敗として紹介されるだけで学ぶことはほとんどありません。

しかしここで私も含め、「不完全競争」を学ぶ?「不完全競争」
て学ぶものなのか?と思われる方は少なくないのではないでしょうか。

しかし、『イノベーターのジレンマ 経済学的解明』の著者伊神満氏によれば、

この世の中はほとんどの競争が「不完全競争」なので、「不完全競争」理論を
知るということは、優れた世界観を手に入れることだといいます。

大半の業界では、それなりに存在感のある大企業がいて、
日々ぶつかり合っています。また、中小企業や個人事業の場合でも、
一見無数のプレイヤーがひしめいている「完全競争」のような
印象ですが、個別の町や個別の業種ジャンルに着目すると、
真に競合関係にある相手は実はそれほど多くありません。

ここでタイトルのフレーズに辿り着きます。

世の中の「不完全競争」を理解するには、ゲーム理論を使わないと
分析できない

と『イノベーターのジレンマ 経済学的解明』はいいます。

そして、シンプルな原則、

「ライバルは少なければ少ない方がいい」

ことを頭に叩き込もうと言っています。

また、この原則を学ぶ参考文献は
『競争の戦略』を挙げています。

※参考図書
『イノベーターのジレンマ 経済学的解明』

 

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