関係詞連鎖を説明する

関係詞連鎖の英文に出会うと、
その知識がないと文の構造について
頭の中が?になります。

例えば、以下のような英文に出会うと少し考えてしまいます。

『英検準一級 リスニング問題』より

Wu and his team of reseachers have managed to replicate this on a thin,
flexible sheet that he hopes will cover smartphones.

上の例文では青字の that he hopes will cover smartphones が関係詞連鎖です。

関係詞連鎖とは、

関係代名詞が作る従属節の中に、従属接続詞thatが作る名詞節があり、
関係代名詞がそのthat節の中ではたらく現象のこと
(名詞節のthatは省略される)

をいいます。

上の英文で考えると関係代名詞はthatです。
省略されている従属接続詞thatが作る名詞節は、
that that will cover smartphonesになります。
この名詞節は、he hopeの目的語にあたります。
関係代名詞thatは、名詞節の中で主語の役割を担っています。

※参考直訳
ウー教授と彼の研究チームは、彼がスマートフォンのカバーになると望む
薄くて弾力性のあるシートの上に何とかしてこれを複製した。
 

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